【感染症: ヘルパンギーナ 】夏の高熱は ヘルパンギーナ の可能性あり

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 ヘルパンギーナ は夏の代表的な感染症です(子どもがり患しやすい)。

 5月頃から流行しはじめてピークは7月、9月を過ぎるとあまり見られなくなります。

ヘルパンギーナ の 症状

 ヘルパンギーナ の特徴的な症状は、

  • 39℃を超える高熱
  • 喉にできる発疹(水泡)

 喉の痛みを訴えることが多く、まだ話せない幼児の場合は飲み物を飲まなくなる(嫌がる)ケースが多いそうです。

ヘルパンギーナ の 治療方法

 ヘルパンギーナ はコクサッキーウイルスが体内で増殖することで発症します。

 コクサッキーウイルスは感染力が強いウイルスなので、症状が出た場合は早めに医師の診察を受けます。

 ヘルパンギーナ は風しんや手足口病など他のウイルス性の感染症と症状が似ているため判断が難しく、素人判断は大変危険です。

 夜間や早朝に発症した場合は救急医療相談「#7119」(子どもの場合は「#8000」も可)に電話をしましょう。

 ヘルパンギーナ に特効薬はないので対処療法が基本となります(解熱薬を処方されることが多い)。

 ヘルパンギーナにかかっても重症化するケースは稀で、何もしなくても4日ほどで治ることが多いそうです(確率は極めて低くても無菌性髄膜炎や急性心筋炎などを合併することがあるので注意は必要)。

ヘルパンギーナ は「うつる」

 コクサッキーウイルス の感染経路は、ツバから感染する「飛沫感染」と便を介した「接触感染」です。

 発熱時が最も感染力が強く、解熱して2日経つ頃には感染力が弱まります。

ヘルパンギーナ の 予防方法

手洗い・うがいをする

 こまめな手洗いとうがいは感染予防に非常に効果的です。

 石けんと水を使って20秒以上丁寧に手を洗い、特に外出後、トイレ使用後、食事前に手洗いを行うようにします。

規則正しい生活をする

 健康な生活習慣を維持することは免疫力を強化し、感染リスクを減らすのに役立ちます。

 バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心掛けることで、体内の免疫システムをサポートします。

免疫力を高める栄養素

 レモンやグレープフルーツなど柑橘系に多く含まれるビタミンCは、抗酸化作用をもち、免疫細胞の機能をサポートします。

 緑黄色野菜はビタミンCに加えて、免疫力を高めるのに役立つβカロテンやビタミンEが豊富です。

 ニンニクや生姜も効果的です。
 ニンニクに含まれるアリシンは抗菌・抗ウイルス作用があり、生姜には抗炎症作用があるので免疫力を高める助けになります。

 腸内環境を整えると免疫力が向上します。
 プロバイオティクスと呼ばれる善玉菌を含むヨーグルトは腸内環境を整える効果があります。

 アーモンドにはビタミンE、亜鉛、鉄などが豊富に含まれ、免疫細胞を強化する効果があります。


感染症に関するニュース

2024年2月8日 更新

 現在、日本国内で流行している感染症について。

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
  • インフルエンザ
  • RSウイルス感染症(冬季に流行しやすい)
    • 呼吸器症状を引き起こす、乳幼児が重症化しやすい
  • ヒトメタニューモウイルス感染症(本来なら3月~6月に流行しやすい)
    • 呼吸器感染症を引き起こす、子どもたちに感染が広がっている

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