この時期は汗をたくさんかいて洗濯物は連日山盛り出るのに、長雨・ゲリラ豪雨・高湿度で外に干せずに乾燥機に頼る日々が続いています。
我が家にはガス乾燥機があります。
電気乾燥機に比べると高温なので乾燥時間が短く、ふわりと仕上がるところが気に入って、家を建てるときに洗面所にもガスの栓を設置しておきました。
ガス乾燥機のほうが一回の運転にかかる料金が半分
一般的に、ガス乾燥機のほうが一回の運転にかかる光熱費が電気式乾燥機の半分と言われています(都市ガスの場合)。
光熱費が爆上がりしている現代において「安い」というのはとても魅力的です。
但し、ガス乾燥機を設置する場合はガス管の増設と、乾燥時に出る湿気を外へ出すための工事が必要になります。
ガス乾燥機のほうが一回の運転にかかる時間が三分の一
ガス乾燥機のほうが光熱費を節約できる理由は乾燥にかかる時間。
ガス乾燥機はガスを利用して約80〜100℃の高温で衣類を乾かし、約5キロの洗濯物の乾燥は約50分です(洗濯物の内容によって変化)。
一方で電気式(ヒートポンプ式)の乾燥機は60℃以下の温度で衣類を乾かすので、約5キロの洗濯物の感想は約180分(約3時間)です。
ただし、60℃以下の温風で乾かすので衣類は傷みにくいというメリットがあります。
「乾燥時間が短い」と良いことが三つある
「乾燥時間が短い」というのは経済的であり、家事に時間をとられないというメリットの他に、洗濯物の生乾き臭を防ぐというメリットがあります。
洗濯物が臭う原因は菌が一定以上に繁殖してしまったからです。
イメージとしては菌100匹なら臭わないけれど、菌10,000匹になったら臭うという感じです。
菌は水気のある場所で増殖します。
つまり衣類が濡れている時間が長いほど、菌が増殖して臭いやすくなります。
ガス乾燥機は乾燥時間が短い上に、80℃以上の高温乾燥には殺菌効果もあるため、衣類の生乾き臭を防ぐ効果があります。
乾燥時間を短くする必殺グッズ「ドライヤーボール」
乾燥機の乾燥時間を短くするメリットを述べたところで、最近評判の「ドライヤーボール」を紹介します。
注目されるキッカケになったのは北欧スウェーデン発トータルファッションケアブランド【STEAMERY(スチーマリー)】が発売した「Tumble Dryer Balls」。
Amazonに取り扱いがあって、国内正規品で約5,000円。
ウール素材のボールで、これを濡れた洗濯物と一緒に乾燥機に入れることで乾燥時間が10~30%短くなります。
ボールの素材であるウールが水気を吸ってくれるので乾燥時間が短縮できる
ボールが静電気の発生を予防し、衣類が絡まりにくくなるため温風が全体にかかり、乾燥時間が短縮できる
【STEAMERY】製の者が人気になって、違う会社からもたくさんのドライヤーボールが発売。
大きさは直径7センチほどのものが多いです(硬式野球のボールと同じくらい)。
使用後は湿っているので乾燥および保管用の袋がついているものがおすすめです。
素材はウール素材の他に、ソフトPVC素材もありますが、時間短縮ならば湿気を吸うウールがおすすめ。
さらに100%ウールの場合は有害物質が衣類につくことはないので、赤ちゃんや敏感肌の人が使う衣類にも安心して使えます。
【STEAMERY】に比べて半額以下のものもありますが、素材100%ウールである以上は比較できるのはボールの密度。
【STEAMERY】は直径7cmのボール4個入りで200gなので1個あたり50g。
類似品のWpunwenの場合は直径7cmは同じですが、ボール6個入りで260gなので1個あたり43g。
類似品は密度が低いので、ボールがへたるのが早いかな、と(効果持続時間が【STEAMERY】の3~5年に比べて短いと予想できる)。
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