2FA (Two-Factor Authentication:二要素認証)、この2年ほどで一般的になったセキュリティ対策。
2025年を振り返ると金融機関から二要素認証の案内がいくつか来た記憶がある。
WordPressのセキュリティ対策として、生成AIに 2FA の導入を勧められた。
WordPressのログインページ(/wp-login.php)や管理画面(/wp-admin)は誰でもURLを予測できるため、自動攻撃の標的になりやすい場所。このURLを変えて入口を隠す手法もあるが、それも予測されたら不正アクセスは防げないから。
私は「Wordfenceを導入して不正アクセスをブロックしたのだから 2FA は不要」と思った。
ログインに手間がかかるし、個人ブログにそこまでのセキュリティが必要かも分からなかった。
でも、生成AIに回答を聞いて納得した。
今回はそれをまとめた。
2FA (二要素認証)とは?
2つの異なる方法(要素)で本人確認を行う認証方式のこと。
- 知識要素 :パスワード、PINコード
- 所有要素 :スマホ、認証アプリ、セキュリティキーなど本人が所有しているもの
- 生体要素 :指紋、顔認証、声紋など本人そのもの
2つの要素を使って認証することでセキュリティを強化できる。
2FA は「最後の砦」
Wordfenceのファイアウォールやログイン制限は「不審なアクセスを防ぐ」ための仕組みであり、それに対して 2FA は「防御を突破されたあとの最終ロック」。
- パスワード漏えい
- 管理画面URLを特定された
以上のような事態(内部に入られそうなとき)に最後の砦として働くのが 2FA (侵入を100%防げる)。
2FA が個人ブログに必要なのか?
収益や顧客データを扱っていない個人ブログの場合、攻撃者にとっての“うまみ”は少ないので狙われるリスクは低い。
ただしWordPressは世界で圧倒的なシェアを持つため攻撃の多くは「自動スクリプトによる無差別攻撃」、つまり個人ブログでも“ランダムに”狙われる。
2FA を導入できる無料プラグイン「WP 2FA」
WP 2FAはWordPress向けの無料で使いやすい 2FA プラグイン。
- Google Authenticatorやメールコードによる2FAに対応
- WordPress.org公式ディレクトリに掲載、10万以上のアクティブインストール
- 開発元はWP White Security社(セキュリティ専門の開発チーム)
WP 2FAプラグインを使えば、WordPressの管理者に対して二要素認証を有効にできる。
複数人でブログを管理している場合でも、すべてのユーザー、または特定の権限を持つユーザーに対して2FAを義務付けることができる。
設定はウィザード形式で行えるため分かりやすい。
技術的な知識がなくても簡単に 2FA を導入できる。
WP 2FAを入れておけば、あなたのWordPressにも“最後のロック”がかかる。
まとめ
- 個人ブログならWordfence+強いパスワードで十分安全
- 万が一の保険として2FAを入れておくと安心
- Wordfenceでも 2FA を導入できるが有料プラン。無料で導入したい場合はWP 2FAがおすすめ。

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