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グルテンフリー とは?健康志向ブームの背景と注意点をラーメンを食べながら考える

ただのひとりごと
この記事は約3分で読めます。

ラーメンを食べながら思い出すことではないが、家族で煮干しラーメンを食べていたとき「 グルテンフリー 」という言葉が頭をよぎった。

あっさりとした魚介スープに、煮干しの香りが広がる一杯。
けれど、その麺には“グルテン”が含まれている。

健康志向の高まりとともに、グルテンフリーという言葉をよく耳にするようになった。

一体グルテンとは何なのか?
そして、グルテンを避けると本当に健康にいいのか?

今回はその基本と注意点を整理してみたい。

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グルテンフリー とは?

グルテンフリーとは「グルテン」を含む小麦を摂取しない食事法のこと。
米国で多いセリアック病という免疫疾患の治療のために生まれた食事法。

セアリック病は自己免疫疾患の一つ。
グルテンに対し異常な免疫反応が生じる。

この免疫反応で小腸粘膜を誤って攻撃、傷つけてしまうため栄養の吸収に支障が生じる。
その結果、腹痛や下痢などの症状が現れる。

参考:セリアック病の原因や症状とは? 日本で増加傾向にある理由 | メディカルノート (medicalnote.jp)

グルテンフリー はダイエットに効果がある?

グルテンフリーの食事はダイエット効果があると聞きますが体質改善(痩せる体質)になるわけではない。

グルテンを含む小麦を使用した料理には油や砂糖をたくさん使用しているものが多い。
摂取を減らすことで自然とカロリーや脂質の摂取が抑えられる。

グルテンフリー の注意点

グルテンフリーを実践することは米が中心の食生活になる。

米が中心の食事では食物繊維・ビタミンB・ミネラルなどの栄養素が不足してしまう可能性がある(小麦にはこれら栄養が含まれる)。グルテンフリーを実施する場合、これら栄養を意識して他の食品から摂取する必要があります。

ビタミンBが不足すると『自律神経失調症』となり、日常生活に悪影響が出る。

自律神経失調症は女性ホルモンと密接なつながりがあるため、更年期が近い女性は体内のホルモンバランスが崩れて自律神経失調症になりやすい傾向にある。ビタミンB群のうち、ビタミンB1が不足すると『脚気』(末梢神経不全、心不全などの症状)になりやすいことは有名。

昨今の日本ではビタミンB1不足になりにくいと思いがちだが、埼玉県川口署に9ヶ月間拘留されていた40歳代の男性が支給される弁当に野菜が極端に少なかったことでビタミン不足になり、脚気になったということが2017年頃にあった。

まとめ

グルテンフリーは、もともとセリアック病という自己免疫疾患の治療食として生まれた食事法。
しかし、現在は“健康”や“美容”、“ダイエット”の観点から一般層にも広まりつつある。

ただし、安易な実践は栄養バランスを崩すリスクもある。
小麦を避ける代わりに、食物繊維・ビタミンB群・ミネラルを意識的に補うことが大切。

食事法は“制限”ではなく“調整”。
グルテンフリーを正しく理解して、自分に合った食生活を見つけるべき。

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