電子書籍販売サイト の終了が増え続けている。
特に中小規模のサービス撤退が相次ぎ、「本棚の消失」が現実味を帯びてきた。
私自身も電子書籍に多くを投資してきただけに、読めなくなるかもしれないという不安は他人事ではない。
電子書籍販売サイト の閉鎖が相次ぐ理由
電子書籍そのものの歴史は古いが、iPadやKindleの登場により日本でスマホ・タブレットでの読書が一般化したのは2010年頃。10年以上たち、競争激化・収益構造の難しさ・技術進化への対応などが原因でサービスが淘汰されてきたのだと思う。
- 利用者数の伸び悩み
- サーバー維持費や著作権管理コストの増加
- 大手プラットフォーム(Amazon Kindle、楽天Koboなど)への集中
- 閲覧権の仕組みが複雑でユーザーの不満が蓄積
電子書籍販売サイト が閉鎖した場合
電子書籍販売サイトがサービスを終了する場合の対応
- 購入済み書籍を別のサービスへ移行するプランの用意
- 購入相当額の一部もしくは全部をポイントなどで返金する
基本的な対応はこの2つになっているが、大和ハウスグループの大和リビングが提供している電子書籍販売サイト『HeartOne BooKs』は残っている有料ポイントは返金されるものの購入済みの本に対するケアは一切ないため話題になっている。
サービス終了になって本が読めなくなるのが当たり前になるのは、電子書籍サービスを利用している身として気がかり。
電子書籍販売サイト 閉鎖|私たちへの影響
利用者目線でみれば、選択肢が減ることで安定したサービスに集約されるため利用時の安心感がある。
やはり私の本棚の管理人にはしっかりしていてほしい。
大手プラットフォーム(Kindle、Koboなど)は長期運営・技術力・サポート体制が整っている。サービス終了のリスクが低く、「本棚が消える」不安が少ない。
ただし、大手に依存しすぎると価格や仕様の変更に弱くなることが懸念点。
電子書籍は紙書籍と違って再販制度(価格維持義務)の対象外なので価格競争が発生しており、それによって発生する待遇は私たち利用者のメリットになっている。
電子書籍販売サイト 「大手」と言われる会社
日本の 電子書籍販売サイト 上位10社
作品数・利用者数・キャンペーン・アプリの使いやすさなどで高評価を得ており、安定性と信頼性が高いサービスとして人気がある10社をピックアップ(2025年時点)。
サービス終了リスクが低く、長期的に安心して「本棚」を預けられる候補と言える。
| サービス名 | 主な特徴 | 運営会社 |
|---|---|---|
| Amazon Kindle | 世界最大級の品揃え。 専用端末あり。 読み放題プラン「Kindle Unlimited」も人気 | Amazon |
| 楽天kobo | 楽天ポイントが使える・貯まる。 専用リーダーあり | 楽天グループ |
| eBookJapan | マンガ特化。 PayPay連携で割引多数。 背表紙表示が好評 | Yahoo!(LINEヤフー) |
| BookLive! | 総合型。 毎日クーポンガチャでお得に購入可能 | 株式会社BookLive |
| honto | 紙の本と電子書籍を連携。 丸善・ジュンク堂など実店舗とポイント共有 | 大日本印刷グループ |
| コミックシーモア | 女性向けマンガが豊富。 読み放題プランあり | NTTソルマーレ |
| DMMブックス | 成人向け・実用書も強い。 初回70%OFFキャンペーンが人気 | DMM.com |
| BOOK☆WALKER | ライトノベル・アニメ系に強い。 読み放題プランあり | KADOKAWA |
| まんが王国 | 毎日最大50%ポイント還元。 まとめ買いに強い | 株式会社ビーグリー |
| めちゃコミック | 1話ずつ購入可能。 縦読みマンガに特化 | 株式会社アムタス |
電子書籍販売サイト 選ぶポイント
- 総合型
- Kindle、BookLive、楽天Kobo
- 幅広いジャンルを読みたい人向け
- マンガ特化型
- ebookjapan、コミックシーモア、まんが王国
- マンガ中心の読書スタイルに最適
- 読み放題重視
- Kindle Unlimited、BOOK☆WALKER、コミックシーモア
- 定額でたくさん読みたい人向け
- ポイント還元重視
- 楽天Kobo、ebookjapan、DMMブックス
- お得に買いたい人におすすめ
まとめ
電子書籍販売サイトの閉鎖は競争の激化や維持コストの高騰などによって今後も続くと見られている。
これはKindleや楽天Koboなど大手サービスに集約されることで安定性が高まる一方、価格や仕様変更の影響を受けやすくなるリスクでもある。
利用者としては、信頼性・ポイント還元・読書スタイルに合ったサービスを選びつつ、「購入した本が将来も読めるか」を意識することが大切。
電子書籍は便利で快適。
しかし、“データの本棚”を守るための選択が求められている。

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